看護師がペットを飼うメリットとして大きいのは、ストレスを軽減できることです。
犬や猫などのペットと触れ合うと、人の脳からオキシトシンという物質が生まれます。オキシトシンは幸せホルモンとも呼ばれ、ストレスを溜まりにくくしたり、多幸感を生み出したりします。また、きちんと飼っているペットであれば、飼い主に向かって、際限のない愛情を注いでくれるはずです。そうして、生き物からひたすらに甘えられる体験をすると、幸せを感じられるでしょう。
そして、ペットを飼っていると、モチベーションが上がりやすくなります。
日常的に良いことばかりが続くわけではない看護師は、仕事や生きることへのモチベーションを失う恐れがあります。そこでペットを飼っていると、そのペットの存在が、仕事をしたり生きたりする大きな目的となります。特に一人暮らしだと、自分がいなければペットは生きられないという使命感が、モチベーションとなります。
また、ペットは適度に運動をさせてあげなければなりません。
犬であれば毎日決まった時間の散歩が欠かせず、猫も室内で適度に遊んであげる必要があります。そうして、ペットの運動に付き合っていると、体力が付きます。犬の散歩には、ウォーキングやジョギングと同じ程度の運動効果があります。猫の遊びも、室内でただ相手をするだけというイメージを持たれがちですが、実は体力が必要です。
看護師には仕事中常に動きっぱなしであっても、運動不足だという人が少なくありません。そのような人は、ペットの健康のためを思って運動させる習慣ができると、運動不足が解消できます。そして、ペット相手で身に付けた体力は、仕事にも活かせるでしょう。